FEATURE 18 STREET VIEW

近年ストリートファッションという言葉をよく耳にします。
直訳で考えると、ストリートファッション=街角ファッションということになりますが、その本質は「街着」のそれとは異なるところにありそうです。

話は少しそれます。
ストリートというワードにおいて連想するユースカルチャーの代表にスケートボードがあります。
そのスケートボーダーとそれ以外の人たちの視点はまるで異なります。

例えば道路や建築物をはじめとした街を形取るものは、そこへ訪れた人々の目的の為に作られた環境として認識することがほとんどです。
しかし、スケートボーダーはそれ以外に、路面のサーフェースをはじめとする、坂、階段、手すり、壁といった、街に集まる人々の目的に適う環境を独自の視点を持って読み取り、その地形を自らの表現の場として利用する。
つまり現状を他とは異なる視点によって捉える。
「物事を違う角度から見る」ことによって新たな価値観を生み出します。
言ってみれば「ストリート」も「物事を違う角度から見る」ことによって、これまでの概念を壊した表現のカタチであり、カルチャーであると考えています。
ストリートファッションという言葉には単なる「街着」以上の価値と文化が根付き始めているのです。

東京の都市地形(アーバンテレイン)を背景に唯一の視点を持って表現する。
それが今も昔も変わらないWTAPSというブランドのアイデンティティです。
2021年、WTAPSは25周年目を迎えることができました。
ニュースタンダードからニューコレクションのスタートです。