June 2017

Title: All Things WTAPS./第三百三十九回「さがしもの」

何かを思い出そうとして、それが何に記されたものだったか判然としない時、どこから探ったら良いか途方に暮れます。
そうしているうちに忙殺されて、ある日また探し始める。その繰り返し。
けれど突然、ずっと頭に引っかかっていて、それを思い出したいと望んでいるということは、今の自分に何らかの効果をもたらすものじゃないか、と、思い当たる場所、文献を全てひっくり返してみる。
そうやって件の一節を見つけた時の喜び、それを今なぜ欲していたのか腑に落ちる感覚は、一種のカタルシスじゃないかと思います。


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Shiori Etsugu / PR

Title: All Things WTAPS./第三百三十八回「満員のシェルフ」

メディアの取材はディレクターの常駐するスタジオで行われることが多いんですが、プロダクトの背景となる資料、イメージソース、影響を及ぼしたカルチャーの片鱗...などが、すぐ手に届くところにある、という簡便さはもちろんのこと、それらのマテリアルの配置、収納、陳列の仕方などから紐解ける事柄もあり、なるほど理にかなっているなあ、と改めて実感します。
ごっちゃりとあらゆるものがぎちぎちに詰まっているのに、すべてが整頓され、組織化されている。とは十分存知するところなので、何かの談話の拍子にそこの雑誌一冊取って、と軽い感じで言われても、戻す場所を絶対に間違えてはいけない、というプレッシャーをもって臨んでいます。


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Shiori Estugu / PR

Title: All Things WTAPS./第三百三十七回「落としもの」

その場所だから見かける光景ってあります。
そこに属する人や環境が違えば至極当たり前のことなのですが、業務と一切の関係がない、誰かのプロフィールにもリンクしない、そういったものがポツンと落ちていることって、やっぱり、そうそうはないです。当たり前といえば、当たり前。だから別段特筆するべきことでも、感慨を得ることでもない。けれどなんだか、その小さな光景で、ここがその現場なんだと痛感する時がある。『落ちていたよ』と生産部に渡す、ただそれだけで完結することなんですがね。


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Shiori Etsugu / PR

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Calender
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