April 2015

Title: All Things WTAPS./第二百三十九回「稠密する記憶」

展示会のたびになんとなく思い返すのはこれまでの自分の軌跡でしょうか。
これといった精緻な思い出というわけではなく、会場を見渡して、顔なじみの方とご挨拶して、慣れた動作の中で芒洋と巡っている記憶の継ぎ接ぎのようなものです。
ところが今回は少し赴きが違って、ある一定の時期のことを恣意に振り返るような手繰り方で。十年以上前の展示会のDMに描かれていたデザイン、街で見かけたデザイナーが何を身に着けていたか当時じっくり観察したこと、夭折した大好きな先輩との出会い、などなど、脈絡も無く断片的に、散り散りと懐かしい記憶が溢出するのはきっと、自分の感受性が豊かだったときの時代の風景が今回のアイテムから喚起されるからなのかも知れません。


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Shiori Etsugu / PR

Title: All Things WTAPS./第二百三十八回「軽くて暖かい」

確固とした自論をお持ちの方のお話にはついつい引き込まれてしまう。
軽妙な語り口と真摯な言葉選びで、しかつめらしい雰囲気を持ち出さずともしんと耳を澄ましたくなる、そんなご意見を持った方とコンスタントにお会い出来ることは非常に幸運だと思います。
撮影と言えど、そのことだけを話すのでは勿体無い。何せうちのページを一緒に作り上げて下さる面々というのは皆個性豊かで興味深い方々ばかりであるので。
先日再会した方は、やはり前回とお会いしたときと同じくインディペンデントな感性を軽やかな口調で展開して下さる方で、撮影終了後も感嘆と共に聞き入っていました。


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Shiori Etsugu / PR

Title: All Things WTAPS./第二百三十七回「自分の正否は自分が一番知っている」

色々な作業が重なる中で、想定外のことが起きると未だにパニックになったりします。昔よりは、取り敢えず与えられた現状で考えつく最善を逸早く実行するという観念を持って随時フレキシブルに対応していけるよう努めていますが、なかなか難しいものです。
最近『自分の尊敬する人に見られたとき、自分の言動は、行いはうしろめたいものではないか?』とふと静止して自問することが増えました。
自分の正義は誰かの正義じゃない。それを前提として尚必要なのは理解し合うことでしょう。それにはやはり、目を見て、距離を詰めて、納得するまで話をする他ないのだと思います。


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Shiori Etsugu / PR

Title: All Things WTAPS./第二百三十六回「タイトルなし」

2015年春夏の立ち上がりを迎えたと思ったらすぐに秋冬の展示会です。早いもので、もう十日後と差し迫りました。


既に二十年ほど、WTAPSが持つ根幹の世界観はそのままに、そのときの感性に沿ったテーマを設け、コレクションを重ねて来ました。シーズン毎のアイテム傾向の変遷は当然ありますけれど、それを経て得ることの出来た進化でしょう。
三十回目となった現シーズンからコレクションタイトルを設けていませんが、今回もまたタイトルなしです。
そのことでよりニュートラルに、視野の広いイメージを持って頂けたらなと思います。


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Shiori Etsugu / PR

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Calender
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