March 2015

Title: All Things WTAPS./第二百三十五回「佇まいの晴れやかさ」

各媒体の特集撮影等では、お互いに幾つかの単語を打ち込んで弾き出される情報しか共有しない中でプロダクトを通してこちらのコンセプトを表現してもらう、そのために毎回無理なく身につけて下さる方にお願いをしています。
結局、服を着るのは人間ですから、着方、立ち居振る舞いに、人間性というものがどうしても表出します。本日ご一緒した方はとても晴朗としておおらかな雰囲気をお持ちで、それが着こなしにも表れていました。


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Shiori Etsugu / PR

Title: All Things WTAPS./第二百三十四回「見極めに挿まる僅かな吝嗇」

急に暖かくなると朝の着替えで戸惑います。
この時期は得に昼夜の気温差もあり、何を選択すれば一日中概ね快適でいられるか迷うというのに、予想していたより朝の体感が暖かいとき、寝覚めの未覚醒な意識も手伝ってかちょっとした混乱に陥ります。けれどぼうっとしている時間はない。去年は何を着ていたっけ?と必死に思い巡らせるんですが、それもどこか今年の気分とは違ったりしてなかなか決断出来ない。
早く新しい春物をおろしたかった筈なのに、まだ尚早じゃないだろうかと躊躇う、その出し惜しみ感は何なんでしょうね。そして、勿体つけている間に最適の時期を逃してしまう、ということは往々にしてあります。


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Shiori Etsugu / PR

Title: All Things WTAPS./第二百三十三回「雑誌は絵本のようだった」

情報源が友達か雑誌だった頃、そこで紹介されるものはどこか非現実的できらきらとして見えたものでした。雑誌を眺めながら、素敵だなあ、欲しいなあと憧れるその気持ちは、購買に直結する欲求ではなく、どこか茫洋とした空想の域を出ない幼い意識だったように思います。未成年の頃なんてそんなものでしょう。インテリア特集を見たら『掲載されている椅子を買いたい』というより、ページの中の部屋に住んでいる自分を想像して愉しむ。殆ど絵本です。
それが年を経るにつれ、明確な意志を持って雑誌をチョイスし、購読するようになります。誌面を見て、ぼんやりと愉しんでいたときとは全く異なり、自分の必要な情報を得るためのツールとする。
ファッション雑誌が空想のものでなく、現実として捉えられるようになった今では、その拙い愉しみ方が少し懐かしくもあります。


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Shiori / Etsugu / PR

Title: All Things WTAPS./第二百三十二回「衣替え」

まだまだ不安定な寒冷さに、思わず「寒い、寒い」と背を丸め真冬用のアウターを手に取って、しばし逡巡する三月の初旬です。
もう極寒対応の厚さのものは着たくない。けれど一歩外へ出ると身を切るような冷たさに早々にして挫けてしまう。『お洒落は我慢だ』とは既に誰が唱えたかも分からないほど慣用句並みに有無を言わせぬ文言として認識されていますが、我慢も強いられず、また野暮ったくもない見え掛かりというものはなかなかに難しいものです。
そう考えると、春先用のアウターとは、ちょっとした防寒性とコーディネートの応用力を兼ね備えていますから、非常に頼りになる存在であります。


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Shiori Etsugu / PR

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Calender
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