用途に応じた専用的アイテムは個人的に大好きで
良く出来てるなぁと感心します。
所有していることと使用できるということが
一種の特権的な気持ちに浸れるのも楽しいです。
工具類は特にそうで
最初から一つの目的に応じた作りをしているので
役目はそれだけという潔さも十分かっこいいです。
どうにかしてその「潔さ」を洋服作りに取り込めないかと
毎シーズン四苦八苦していたりします。
洋服においてその手の「用途別」を作ってしまうと
なんだかエゴイズムが強すぎるし
かといって
「多目的」を意識しすぎても
安っぽい便利グッズのようだし。
洋服作りにおいてはムダになってしまうのかなぁと
いろいろ考えます。
けどやっぱり
ストイックな用途に応じたものを作りたいなと思い
我慢できずに作ったりもしています。
もともと「日常の街着」を前提とした服作りが専門なので
プロ・ユースとまでは行きませんが
ありったけのノウハウは注ぎ込みます。
なかでも気に入っているものは
「A-Frame」というナイロンでできた四角い形状の
シーツのようなものの真ん中に空いた穴に頭を通すと
すっぽりと被れるといった具合のポンチョです。
この年代のものは両脇をプラスチックのスナップボタンで
留めるタイプの物ですが
それ以前のものはプラスチックではなく
金属のスナップボタンとアイレットのコンビでした。
アイレットはその穴を利用して
軍払い下げのキルティングマットを装備すれば寝袋にもなり
ポールとパラコードを使えば簡易シェルターにもなります。
ただ街着ではそのような用途はほとんど必要ないので
アイレットは取り外しピクニックシートでも使えるよう
冷たくかさばる金属のスナップボタンから
小さいプラスチックのスナップボタンに変更しておき
用途によっては自分でアイレットを空けるという
マイナーチェンジを行った訳です。
追求し出来上がったモノでも完璧はありえないと思っています。
時と場合によってある程度の降り幅があるデザインが
最後に残るモノだろうと思っています。
やりすぎず、やらなさすぎずが
先に書いた「潔さ」なのかもしれません。
ちなみにシェルターを作ったときの
そのカタチが丁度アルファベットの
「A」に見えることから
「A-Frame」と呼ばれる由来です。
最後に余談ですが
僕は以前Jeepのラングラーをフルオープンで乗っていたとき、
雨が降ったらビキニトップの代わりにポンチョを使っていました。


