Title: ちょっと余談/1

今の時代、本やCDといったものは
ほとんどがネットを使っての買い物になっているのかも知れません。
実際便利ですし、リンクも張られたり、コメントがあったりと
参考になりますしね。
お店を出すよりもコストやリスクも低くかつ効率よく
商売ができるのは売る側、買う側の双方が持つ
理想なのかも知れません。

本屋の個性とも言うべき棚に並ぶ本のセレクトに
テンション上がったり、
紙の匂いや質感を感じながら装丁の美しさにみとれたり、
疑った印刷に触れてみることで感心したり、
ページをめくった中のタイポグラフィのデザインや
レイアウトに歓喜したり、
帯に書かれたリードや表紙のタイトルに惹かれて買ったりするのが
大好きだった自分ですら本屋から足が遠のいていたのは事実であり
今の状況に寂しさを感じます。

今では何でもスピードが上がり
メールやチャットでのやりとりではレスをいかに速く返すかが
美徳とされ
ブログは毎日更新されなければ良しとされず
新しい情報は旬として日々扱われ、日々古くなり
外出せずにも時間刻みで吹き溜まる情報を知ることで世界を感じていることは
自分自身もよくわかっていることです。
そんな時代の変化によって本屋に行く楽しみですら
時代と共に薄れているような気がします。

先日、青山ブックセンターが「からだ」をテーマにしたフェスと同時に
小冊子を発行するとのことで寄稿の依頼を受けました。
それはそれは小さいコーナーですが
さすが本屋が作る小冊子。
編集から装丁はもちろん完璧ですし
表4の広告は紙の専門商社「竹尾」が入っているのです!シブい!
中身はといえば僕を除いた沢山の著名な
作家、デザイナー、アーティスト、写真家の方々が参加していて
それだけでも興味深いのですが、
それぞれが書く「からだ」にまつわる一冊の本に対する紹介文を読むと
なぜだか紹介者をみじかに思い
説得力を感じ、是非読んでみたい!と思わせる内容なのです。
こういった形で活動する本屋さんは数あるのかもしれませんが
恐らく少なくなってきているのではないでしょうか。

ただ、確実に分っていることは、
僕を本屋に連れ戻すきっかけになったということです。


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Calender
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